2026年02月22日

お客様とのお付き合い

お客様とのお付き合い

昨年、12月16日号の住宅新報に、ちょっとショックな記事が掲載されました。
Agent  Connect(株)が、全国の不動産取引経験者・検討者500人を対象に、10月に聞いた「不動産業者とのお付き合いに関するアンケート調査2025」の内容です。
 直近の「取引満足度」について、「とても満足している」が構成比12.4%、「やや満足」が18.4%で、二つの回答の合計は30.8%。そして「どちらともいえない」が過半数超の52.8%となったのです。
同社による、このアンケートの分析は、多数派は印象に残らない取引となっていて「取引の体質に大きな課題を抱えている」と いうものです。住宅本体の、ZEH(ゼロエネルギーハウス)など大いなる向上に対して、その取引へのお客様の満足度は、なぜこんなに低いのでしょう。
 さらに驚いたのは「次の取引でも 、同じ担当者に依頼したいか」との問いに、「是非依頼したい」と回答した人は4.4%、「できれば依頼したい」は15.6%で、合計は20%です。この設問への最多回答は「わからない」で64%となりました。
 取引後に担当者と連絡を取り合っているかなど、関係性が「続いている」は13.4%、「続いていない」が86.6%で、売買担当者とお客様とは「売って終わり」「買って終わり」という、一度限りの関係というのです。
 これはかなりショックな結果です。人生の中で大変重要な選択であろう「住まいの購入」というイベントで、担当者とお客様との出会いが、ただ一度きりの関係になっていることは、受け止められないほど大きなショックでした。
 同じアンケートの中で、営業担当者に求めるポイントの1位は「誠実さ・信頼できる人柄」で35.7%、若い世代では「長期的サポート」26.1%「専門知識と提案力」23.9%となりました。
 私は、この仕事を始めて37年。仕事の長さと同じだけお付き合いしてくださる方が何人もいらっしゃいます。他社の人でも、若い営業マンと会えば、「お客様の20年後のことを考えて、物件探しに寄り添わなければ、不動産の営業とは言えない」と話します。
 住宅を検討される方は「媒介報酬ゼロ」など一時的な損得だけではなく、自分たちが本当に求めている住まいがどんなものかに、きちんと向き合って探してくれる営業を見付けていただきたいですし、媒介業務に携わる会社の経営者は、知識の大切さは勿論ですが、お客様と向き合う心・姿勢をまず最初に伝えるべきと改めて感じます。
 不動産業とお客様の関係が、信頼によって結ばれたなら「国民の幸福度」が上がることは間違いないと考えさせる記事でした。
 

 

 
 
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